青海苔羊羹を

お取り寄せして買ってみました。この羊羹、ちょっと前置きがあり、

私が子供の頃食べて、美味しかったな~という記憶の残る物です。

まー、“死ぬまでに食べたいあの味”ってことで、思い切って取り

寄せてみたんです。

電話で対応してくれたお店の女性はきれいな標準語をしゃべっていた

ので、ちょっと気落ちした。(都会から嫁に来た人か?)

青海苔なんで海の青海苔を練り込んで?と思いきや川の海苔を

練り込んでありました。

1本、400円とお安い。ふと…、うちの食母が「おいしいし、値段が

安いので絶対にお買い得!!」と話していたことを思い出しました。

家人の寝たきりになってしまっているババにも少しお裾分けすると

大喜びで、「親戚やお世話になった人にも配りたい」と、再度の取り寄せ

をするとか。

韓国語の生徒さんにも1本。最近ご主人の介護が大変だとかで、

ほんの気持ちだけお見舞いに。

子供のころに世話になった食母の好きだった羊羹だよと話した

ところ、生徒さんには食母との懐かしい美しい記憶と誤解されたようで、

「いえいえ、もっと事情は複雑なんですけどね…」とお茶を濁す。

食母には、ひどい言葉をたくさん浴びせられたし、暴力も振るわれたし、

それでも、家にだれか人がいてくれることで毎日のように怒りに明け暮れて、

たとえ口論しながらでも、さみしい思いはあまりせず。

食母が私にあびせた言葉はいくつかは本当にそうなったし、私がそのとき

に反論していた言葉はいくつかは真実だったと、今振り返って思います。

頑固でケチで、難しい性格の食母だったけど、晩年は死を意識してか、宗教

がかってちょっとだけ丸くなっていましたね。離れてからのほうが、会いに

行くとうまくいっていたし。

うーん、本当に複雑な思い出だ。羊羹、おしいけど…。