事業性評価で前へ進む

本日も運転者を冷やす事を

忘れた車で1日熱射と格闘したstaycoolです。

そろそろ世代交代かもしれません。

熱射でやられて、此方が代替わりになる前に

行動が必要かもしれませんね。

さて、ある社会貢献系企業の経営者に

相談にのってほしいと言われ、聞けば

資金調達の話だという。

こういった場合は、いわゆる後向き資金の話が

多いのですが、今回は未来を見据えた前向きな話でした。

思うように資金調達を円滑にできないという。

箱物系ではないものの、最低限の箱は必要ですし

人も必要でそれなりの運転資金も必要。

今回のメインは設備資金

いまどき、需資がなく

閑散に売りもなく買いも細い

事業者向け融資

それなりの案件であれば、

普通に出るのではと思いますが、

そんな単純な話ではありません。

聞けば聞くほど根の深い話

根が深いというと深刻そうですが、

要は債権債務者相互の

ミスコミュニケーションが原因だったりします。

多いのは、渉外でも融資でも担当者が変わり

企業の事を理解していない、又は

理解しようとしない。

理解していないのは論外ですが、

知ろうとしなければ、情報もうまく集められない・・

すなわち稟議を上げる上での材料がないわけです。

Financial Statementだけ見て

商売など成り立たないのに、財務諸表が読めれば

融資係が務まると行内でも考えられている節があります。

しかし、企業経営はそんなに単純化できる

代物ではありません。法務や税務はもちろん

企業経営に関わる全てのファクターについて

ある程度知っている必要があります。

それも経営などした事のない

経験不足・スキル不足の人間が審査するのですから

これは双方のミスマッチは想像を絶するものがあります。

ですから、債務者サイドは

まず担当者に自分達の事をよく知ってもらう

努力が必要になります。

※本来、債権者が進んでやるべき事ですが・・

担当者さんが理解できるのは、

先ずは財務諸表の詳細について

数少ない共通言語で先ずは世間話から・・

なぜこの科目はこのような数字になっているのか?

業界・業種特有の慣習により、イレギュラーに

成り易い部分はないか?

担当者は未熟ですから一からレクチャーするつもりで・・

そうです、アウトサイダーである金融機関担当者を

まるでインサイダーのように扱い教育するのです。

理解度が深まると、少し気の利いた行員は

様々な疑問点が出てきて、しきりに的確な質問を始めるでしょう。

そこまで来れば、自社の経営について

しっかり相互にコミュが取れ、

グリップが日に日に増していくでしょう。

理解度が増してくれば、

経営の根幹に何があり、強みは何か

本件設備導入で業績や企業の方向性に

どのような変化が起きるのか?

それは、銀行の担保主義から見た時と

実際の資金導入効果でどれほどのギャップが生まれるのか?

金融機関は、ここにきて金融庁から

しつこいくらいに需資の発掘と案件に対する多角的な

検討を促されています。

その一つの切り口が、「事業性評価」

ただ、残念ながら

融資の担当者にとって安全性や収益性を見るのは

得意だとしても「成長性」を的確に捉えられる人材は

非常に少ないです。

ある意味、自己ポジションで経営をしない限りは

本当の意味での経営者目線は身につきませんから

仕方のない事です。

しかし、それゆえ成長性を捉えられず

したがって、事業性評価ができないとなれば

もう存在意義がないのではとまで積極的に言える

状況と言っていいでしょう。

足元の20年で急速に業務のIT化が進み、

合理化されましたが、残念な事に特有のシステム言語を

解する人は増えましたが、その本当の意味や含意を

解する人は確実に減りました。

合理化で人材の墓場が生まれた訳です。

既存の枠組みに囚われない

自社の評価のあり方を確実に取得していくためには、

事業者サイドが意識をもって担当者と意思疎通を図り

結果として事業性評価の切り口で付き合ってもらうよう

努力をしなければなりません。

本来、相互に努力して歩み寄ってが理想ですが、

相手の動きが鈍い中では、時間は待ってはくれません。

此方がスピーディーにこれまでない動き方・振舞い方を

する事で相手が変わる可能性もあるという事です。

真剣に考え抜いている経営者であれば

その程度の動きは率先して始めてもいいのではと思います。