加茂水族館

山形で行ってみたかったところと言えば、この加茂水族館

それまで“クラゲ専門の水族館”としては知っていたが、入館者もまばらな小さな地方水族館が、クラゲに特化することで起死回生の成功を収めるまでのドキュメントをテレビで見てから、一度は行ってみたい場所になっていた。

せっかく山形に来たのだからと鶴岡まで足を伸ばしたら、その人気ぶりは想像を遙かに超えていた。

まず駐車場に入るのにも一苦労で、ようやく停められたのは、水族館が見えなくなるほど遠くの港の中。

水族館に近づくと、入り口から幾重にも折り返しされている入館待ちの長蛇の列。

“最後尾はこちら”に立って、入館できたころには小一時間が経過していた。

中に入ると、“立ち止まらないで”、“混雑しているので写真撮影はしないで”と繰り返しアナウンスがあった。

クラゲの展示はさすがに見事で、これだけ苦労して入っても期待を裏切らなかった。

ある時、館内から一気に人がいなくなったと思ったら、アシカショーの時間だった。

“これ幸い”と、順路を戻ってクラゲ水槽を再び見直しつつ、写真も撮ることができた。

他の水族館でも多少のクラゲは展示されているが、ここほど“活き活き”としたクラゲは見たことがない。

絶妙な水流の効果なのか、どのクラゲも躍動感に満ちている。(写真左)

そして何と言っても圧巻が、展示室の最後にある直径5mのクラゲ大水槽。

何とも神秘的で、与えられたエサのプランクトンの塊さえも巨大なクラゲに見える。(写真中)

この水族館のクラゲがとても魅力的なのは、飼育技術が高くクラゲの状態が良いことや、種ごとに適切な水流が与えられていることもあるが、照明の使い方がとても優れていることも大きな理由の一つだろう。

欲を言えば、閑散期にもっとゆったりと眺めて癒やされたかったなぁー。

水族館を出ると、夕陽に照らされた鳥海山が海に浮かんでいるかのようにそびえていた。(写真右)

広告を非表示にする